双軸の舎

築50年という店舗をかねた母屋の改修と、独立した生活空間としての離れの新築。

離れと渡り廊下の屋根は、カラーステンレスの特殊鋼板に聖建築研究所の山本氏が考案した聖瓦の丸瓦だけを葺くという、異素材の組み合せをで、瓦葺きの印象を抱かせつつ、ステンレス材のもつ光沢や薄さがとても現代的。周辺の甍屋根と調和しつつ、新しい風景を生み出している。

伝統的な本葺き瓦の世界に“現代的”という新たな価値を生み出した<聖瓦>。「双軸の舎」では、瓦と異素材との組合せによって<聖瓦>の新しい可能性を開拓した。

設計:聖建築研究所 施工:片岡建設有限会社

甍賞・国土交通大臣賞 受賞

第17回住まいのリフォ−ムコンク−ル/総合部門優秀賞

第11回甍賞瓦屋根設計実施コンクール/金賞―建築大臣賞

有限会社 村山瓦

昭和27年、先代より受け継ぐ。現代の名工徳升敏成氏に師事、若い葺師を育成している。

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